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紫外線について

紫外線が肌に悪いというのはなんとなく知ってますがなにがどう悪いのでしょう?

◇紫外線の種類
紫外線(UV)は、波長の長いほうから、A、B、Cの三種類に分けられます。

・UV‐A
表皮のメラニン色素を酸化させ、肌が黒くなる日焼け(サンタン)を起こします。UV-Bと比べればそれほど急激な作用はありません。しかし、波長が長いため肌の真皮にまで到達し、光老化を促進させます。

肌のハリを保っているコラーゲンとエラスチンという2つの繊維を壊す酵素を増やして、コラーゲン繊維を小さく切断し、エラスチンを変性させしまいます。肌のうるおいや弾力性をうばい、そのため皮膚は弾力を失ってたるみ、シワが発生します。
また皮膚の細胞を遺伝子レベルで傷つけるほか、皮膚の免疫力も低下させます。

雲や窓ガラスも通り抜け、晴れた日にしか心配がいらないUV-Bよりも20~30倍の量が私たちに注がれています。

・UV‐B
肌の表皮にあるメラニン細胞を活性化させて多量のメラニンを生成させる作用があり、肌が赤くなる日焼け(サンバーン)をおこします。これは炎症、やけどです。
エネルギーが強く、皮膚内部で活性酸素(毒性のある物質)を作り出し、表皮細胞の遺伝子に傷をつけるのでシミや皮膚ガンの原因になります。
波長が短いため肌の真皮にまで直接は届きませんが真皮にある肌のハリを保っているコラーゲン繊維を壊すコラゲナーゼという酵素の働きを高めて、間接的にシワの原因になります。

・UV‐C
細胞の遺伝子を傷つけ、突然変異を起こし、ガンや白内障の引き金になるとされています。
今のところ、大気中のオゾン層に阻まれ、地上には届いていません。


◇紫外線のメリット
害がある、害があると言われがちの紫外線ですが、一応からだにも良い点があります。紫外線のメリットも合わせて覚えておくとよいのではないでしょうか?

・適度な日光浴は自律神経を快調に
日差しを浴びる事により体内時計がリセットされます。活動と休息のリズムができる為、自律神経を整える事ができます。

・ビタミンDを生成
皮膚内で合成されて生成されるビタミンDは、日光に当たる事によって生成されます。
カルシウムの吸収に良いとされているので、骨が強くなるという効能があります。
(食事によっても取ることができるので、無理に日光に当たる必要まではありません。)

何事も適量です。

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