くすみ

くすみとは、肌に透明感がない状態を指します。
具体的には、肌が荒れている、明るさが足りない気がする、色むらがある状態のことです。


◇メカニズムと原因
角質が厚くなる、血行が悪くなるなどが要因です。

・内的原因
水分不足による乾燥。
肌が乾燥するとみずみずしさがなくなり、透明感が失われます。ターンオーバーなどの本来の働きが滞って古い角質が残ります。残った角質は普通の肌よりも少し色が暗いので、くすんで見えるのです。

血行が悪くなること。
毛細血管を通る血液の赤みが肌を元気に明るく見せているのですが、血液に酸素が行き渡らないとその色は暗くなり肌の色も暗くなります。新陳代謝もうまく行きません。

睡眠不足やストレスによる体調不良。
血色が悪くなり、肌への負担も増します。

・外的原因
紫外線
紫外線から肌を守るために作られたメラニンが、ターンオーバーの乱れにより、うまく排出されなくなり、肌が黒ずんで見えます。

クレンジング、洗顔が不十分
メイクの落とし残しが肌の溝にたまる、または乾燥を嫌って洗浄力の弱い洗顔料で洗ったり朝の洗顔をぬるま湯や水だけで済ませてしまうと、落としきれなかった汚れや皮脂がくすみの原因となってしまいます。皮脂にほこりが混ざって黒ずみを作ることもあります。


◇ケアと対策
古い角質が肌に残らないようにするには、水分を与えてターンオーバーを助けることが大事です。

酵素洗顔が効果的です。角質層はたんぱく質でできているため、たんぱく質を分解する酵素を配合した洗顔料を使うことで古い角質が取れます。

即効的にとる方法には、ケミカルピーリングがあります。

ただし、角質層は肌を保護するために必要なものなのでとりすぎないよう注意しましょう。

またマッサージにより血行を整える、フェイストレーニングで顔面筋などを鍛え新陳代謝を促す、蒸しタオルなども肌の血行と新陳代謝をよくしてくれます。軽い運動や入浴でくつろぐことも有効です。

紫外線ケア、美白ケアも同時にしましょう。

食品として抗酸化物質のビタミンCやEや鉄分を含む栄養をとりましょう。

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