おなか

おなかは内臓を守るために脂肪のつきやすい部分です。
マッサージで血行を促進し、すっきりとくびれのあるおなかを目指しましょう。
便秘や婦人科系の不調なども軽減します。

◇おなかのマッサージ

前面
胸部の下あたりから恥骨まで、おなかの中心を両手で軽くなでおろします。5~6回繰り返します。
胃腸や消化器官を刺激することで便秘防止につながります。

肋骨に沿って親指以外の4本の指でさすります。5~6回繰り返します。
胃腸や消化器官、内臓器官の機能を高めることが出来ます。

両手の手のひら全体を使っておへその周りをさすります。時計回りに円を描くようにします。
5~6回繰り返します。

おへその下の左右にある腹結というツボを押して刺激します。
このツボは大腸のぜん動運動を活発にし、便秘に効果があります。5秒ほど押します。

手のひらを、平らか山型にして、おなか全体を軽く叩いて刺激します。
強く叩かないように、軽く刺激するイメージでリズミカルに叩きます。

両手でお腹を抱えるようにし、腰のほうから左右にさすります。
くびれを作るようなイメージで、大きな動作で5~6回さすります。


わき腹
手のひらを腰より少し上に置き、腕がまっすぐ伸びるまで下方向にさすります。
大きくゆっくりした動作で5~6回繰り返します。

片手の手のひらでわき腹の贅肉を背中方向からお腹の方向に向けて矢印のように斜め下にさすり、老廃物を流します。
5~6回繰り返します。

わき腹の贅肉を縦に伸ばすように大きく深くつまみ、脂肪を刺激します。
摘む→離すという一連の動作を、ゆっくり5~6回繰り返します。

わき腹の肉を、今度は横方向に大きくつまみます。
普段はさわらない部分なので、摘んだりするだけでも脂肪が刺激されます。

ほぐした老廃物を流す感覚で、親指以外の4本の指を使って腰からそけい部(股の付け根)に向けて斜め下にさすります。
5~6回繰り返します。


下腹
両手の手のひら全体を使って、下腹を時計回りに円を描くようにさすります。
ゆっくりと10回程度繰り返します。

指の腹で小さな円を描くように回しながら、少し強めにマッサージします。
場所を変えながら下腹全体をマッサージします。

親指以外の4本の指の腹で、おへその下から下方向に、少し強めにさすります。
5~6回繰り返します。

親指以外の4本の指の腹で、おへその横あたりから恥骨あたりにかけて、斜め下にさすりおろして老廃物を流します。
10回程度繰り返します。

手のひらを、平らか山型にして下腹全体を満遍なく叩きます。
力を入れ過ぎないようにリズミカルに。

下腹に両手を当ててお腹を温め、老廃物の抽出を促します。
このとき、バイブレーターのように少し手を動かしてもよいでしょう。


◇妊娠腺・肉われ
妊娠中にお腹や乳房の周囲に現れる赤紫色の腺のことをいいます。
急にお腹や乳房が大きくなってくるため、皮ふも急激に引っ張られ、皮ふ内部の皮下組織がついていけずにひび割れてしまうため、毛細血管の色が透けて見えるものです。
また産後にからだが戻っても、この赤紫色の腺が残り、銀白色の腺として残ってしまいます。この銀白色の腺も妊娠腺といいます。
妊娠しなくても、急激に太ると同じような現象がおきます。これを一般的に肉われといいます。

妊娠腺や肉われは一度できてしまうと、なくすことはできません。予防用のクリームを塗って防ぐこと、それでなくても保湿をしっかりすること。薄くするにはケミカルピーリングなどの治療が必要です。

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