白髪

色素細胞(メラノサイト)のはたらきが何らかの原因で弱まったり、消失したりして、髪を黒くするメラニン色素が作れなくなったために毛髪が色を失い、光を反射して白く見えるようになります。これが白髪です。

◇白髪の原因
遺伝、加齢、生活環境、病気、ストレスなどの原因が、ひとつあるいは複数重なって白髪が進行すると考えられています。

年齢
男性では30歳前後、女性では35歳前後から、自然な老化現象による白髪がはじまりますが、非常に個人差があります。

遺伝
白髪になりやすい人、なりにくい人がいます。これは遺伝的な要素が強く、早い人は10~20代で白髪が出はじめることもあります。

ストレス、その他
過度のストレスや栄養不良、薬の副作用や代謝障害などによって、白髪が増えることがあります。


◇対策
遺伝や加齢による白髪だからといって諦めることはありません。
適切なケアや健やかな生活習慣によって、ある程度は発生を遅らせたり、減らすことはできます。
頭皮の血行を促すために、ヘッドマッサージすることをおすすめします。その際、ヘアトニックを使うとより効果的です。

睡眠や栄養を充分にとり、ストレスを避けるようにします。
メラノサイトの働きを助けるのに必要な栄養素は、亜鉛・カルシウム・銅です。
亜鉛は、髪の主原料のアミノ酸の合成に不可欠な栄養素です。
カルシウムは、メラニン色素を作るメラノサイトを活性化させます。

また、ヘアカラーなどで好みの色に染めて楽しんでみましょう。

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