フケ

頭皮の角質がはがれたものに、汗や汚れが混じったもので、基本的にはアカと同じです。頭皮は毛髪が密集しているため、古い角質が落ちにくく、お手入れ不足により、フケが目立つようになります。

◇フケの原因
ストレス
緊張した生活が続いたり、頭を使う仕事に携わっていると、そのストレスで脳神経が刺激されフケが出やすくなると言われています。

汚れ、乾燥
頭皮や毛髪についた汚れなどによる刺激、また過度な乾燥は表皮の生まれ変わりを乱す大きな要因となり、フケが出やすくなります。

年齢
身体全体の新陳代謝が活発になる思春期には、表皮の生まれ変わりも活発になり、フケが多くなります。逆に年を重ねるとフケは少なくなってきます。


◇フケの種類
フケは、乾燥性、脂性の2種類に分かれます。

乾燥性のフケ
皮脂分泌量の少ない人に見られる、さらさらとした小さなフケです。特に頭皮が乾燥するとフケが出やすくなります。一般的に、肌が乾燥しやすい人は頭皮も乾燥しやすいと言われています。

脂性のフケ
皮脂分泌量の多い人に見られる、湿った大きなフケです。ふやけた状態になっていて、細菌が繁殖しやすく、細菌の分解物がかゆみや炎症につながります。一般的に、肌があぶらっぽい人は頭皮(とうひ)もあぶらっぽくなりやすいと言われています。


◇ケア
乾燥性の場合
頭皮にうるおいを与えるような、頭皮用トリートメント、ヘアトニックなどを使い、血行を促し、皮脂の分泌を高めるために、ヘッドマッサージすることをおすすめします。
ドライヤー、冷暖房などは頭皮を乾燥させることがあるので注意しましょう。

脂性の場合
さっぱりした洗い上がりのシャンプーや、頭皮改善効果のあるさっぱりしたタイプのヘアトニックを使うなどして、頭皮・毛髪を清潔に保ちましょう。

どのタイプにしても、強いブラッシングや爪を立ててかくことは、頭皮を傷つける原因となるので避けましょう。

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