さらに一工夫

基本のボディケア&におい対策をした上で、もう一工夫重ねてみましょう。

◇レモン湿布
洗面器に40℃くらいのお湯を入れ、レモン一個分の果汁を絞ります。
このお湯にタオルを浸して、お湯が垂れない程度に軽く絞ります。
絞ったタオルをわきの下に5~6分当てます。
朝や外出時にお勧めです。


◇酢風呂
血行が悪くなると、体内にある「クエン酸回路」というエネルギ-を生み出す機能がうまく働かず、糖を消費する解糖系が働きます。すると、汗の中に乳糖が増えてアンモニア臭の原因になります。
「クエン酸回路」を正常に働かせるには、血行を良くすることです。入浴はそれに対し効果があります。
浴槽に酢を入れた「酢風呂」なら酢の主成分のクエン酸が汗腺から吸収されて「クエン酸回路」の働きを促すので、相乗効果が期待できます。
醸造酢ならコップ一杯、黒酢ならお猪口一杯くらいを入れます。


◇生活による原因と対策
運動不足
日ごろから運動をあまりしない人は血行が悪く、糖を消費して汗の中に乳酸が増えてにおいが強くなります。
しかもこの汗はアルカリ性が強く、雑菌が繁殖しやすいという特徴があります。
さらさらした雑菌が繁殖しにくい酸性の汗になります。

急激なダイエット
無理なダイエットをして体が一時的な飢餓状態になると、皮下脂肪を分解して体を動かすエネルギーとします。
すると、血液中の遊離脂肪酸が増加して汗腺から分泌され、においの原因になります。
過度なダイエットは行わないようにするのも、体臭予防のひとつといえます。


◇食事
においのしやすい食品、防ぐ食品を知って、意識してとりましょう。
栄養のバランスに気をつけることにもつながります。

OK
黒酢:体臭予防に役立つ「クエン酸」を、酢の中でも特に多く含みます。
ワイン:体内の善玉菌を増やし腸内環境を整え、体内で生じるにおい物質を包み込みます。
緑茶:「カテキン」が、脂肪が酸化されてにおい物質になることを防ぎます。
しょうが:発汗作用があり、冷え性で汗をかかず、汗腺に分泌物が溜まった場合に効果があります。

NG
肉:動物性脂肪はアポクリン腺や皮脂腺を刺激して、汗のにおいを強める働きがあります。
アルコール:アルコールは体内で「アセトアルデヒド」や「酢酸」というにおいの強い物質になります。
にんにく:においの強い食品です。口臭だけでなく体からも匂いが出る可能性もあり。
卵:においの元になるたんぱく質が多く含まれる食品です。食べ過ぎないように気をつけましょう。


◇香りを利用する
香水
自分の好きな香りを選ぶのも大切ですが、つけたときに自分になじむかも重要です。

ハーブ
ハーブには殺菌、消臭効果があり、清涼感のあるさわやかな香りもします。
ガーゼや柔らかい和紙などにハーブを包み、下着類やハンカチなどを入れる引き出しに入れてみましょう。

デオドラント剤
汗を防ぎ、におい成分を押さえます。香りのするものや無香料のものがあります。

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