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デオドラント剤に使われる成分

◇アルミニウム(化合物)
制汗作用があり、多汗症の人にも有効です。
ただ、物理的に汗を止めるだけであり、多汗症自体を治すものではありません。使用を止めれば、また汗が出てくるようになります。

副作用について
かゆみやかぶれなどが起きることがあります。
特に皮膚の弱いわきの下はかぶれやすいです。
かゆみがひどかったり、かぶれたりした場合は、しばらく使用を中止して様子をみてください。

また、汗疱といって、小さいブツブツした水疱ができることがあります。汗が汗口につまってうまく発散されないために起こります。汗がつまるという点があせもと似ています。治るまで、しばらく使用を控えるようにして下さい。

他の場所で少し汗が増えることもあるようです。
しかし、問題になるようなレベルの量ではありませんので、心配いりません。

アルミニウムは人体に有害という意見もあります。
気になる人は、使わない製品もありますので、探してみてください。


◇重曹
アルカリ性で、体臭の成分である酸性の臭いを中和します。
非常に安全な物質です。
しかし、皮膚表面は常在菌の働きで弱酸性に保たれるのが正常ですので、つけたまま放置するとアルカリ性質を好む雑菌類が繁殖し、体臭が強くなる恐れがあります。


◇ミョウバン(アルム石)
弱酸性の性質を持ち、皮膚表面の弱酸性をキープし雑菌の繁殖を防ぐ、強い制菌作用があります。
また収れん作用により毛穴を引き締め、汗を押さえます。
重曹と比較すると、脱臭作用は劣りますが、組み合わせて使うことで相反する性質が補い合い、効果が上がります。

アルム石は、ミョウバンの天然の結晶です(市販されているのはミョウバンを人工的に結晶化させたものです)。
古来より世界各地で天然のデオドラントとしても愛用されてきました。
水にぬらすと少しずつ溶けます。


◇その他
銀イオン
銀がプラスの電荷を持ったもので、優れた除菌効果があり、極めて安全性が高いのが特長です。

緑茶エキス
お茶の葉から抽出したエキスです。カテキン等が含まれています。
優れた抗菌効果で知られ、消臭、抗酸化効果があります。


他にハーブエキス、香料などが使われています。

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