よく手入れをしている女性のほうが、しばしば肌トラブルを抱えています。
女性のほうが美容への関心が高いために、気になるのだというのもありますが、「むしろ化粧をするからだ」という意見もあります。
「その証拠に、化粧をしない(あるいはあまりしない)男性は、トラブルが少ないではないか」という理由です。
しかし、男性と女性の肌では違いがあります。
◇男性の肌の特徴
・皮膚が厚い
女性のほうが肌のきめが細かく透明感があり、男性はきめのしわが荒く深い傾向があります。
・皮脂が多い
皮脂は皮膚の外側を覆い、肌を守ります。皮脂が少ないと肌が乾燥して、アレルゲンや紫外線などの刺激から肌を守る力が衰え、かさつきやしわなどの原因になります。
男性ホルモンは脂の分泌をうながす作用があるので、男性は自然に油分が補給できている場合が多いです。
顔の皮脂は女性の4倍という説もあります。さらに言えば、頭ははるかに多いです。手足などでの皮脂量は男女間の差はあまりありません。
季節や年齢や個人差がありますが、一般に、春から夏にかけてが、皮脂の分泌は多くなります(男女とも)。また年齢は若い方が、多く分泌されます。
・ヒゲが生える
◇男性のスキンケアのポイント
このような特徴から、男性は女性に比べて肌のダメージが見えにくく、そのため手入れに余計無頓着になる部分があります。
また、日焼けに関しても無防備な傾向があるようです。
皮膚が厚いと、くすみやニキビの原因になります。
皮脂は肌を守りますが、多すぎるとニキビやテカリの原因になります。
また、髭剃りあとは、皮膚表面がカミソリの刃先で細かく傷つけられていて、カミソリまけや肌あれの原因になってしまいます。
紫外線は肌あれや肌の老化を早める原因になります。
つまり男性がスキンケアで気をつけるべきことは、余分な皮脂を取り除くことと、ヒゲ剃りあとのケア、そして日焼けです。
]]>・ヒゲを剃る
顔を洗って毛穴の汚れが落ち、ヒゲが柔らかくなるので、洗顔後にシェービングする方がよいでしょう。
・化粧水などのスキンケア
肌に水分を補給します。軽く叩くようにします。乳液などのクリームを併用するとより保湿効果が高くなります。
朝と夜の洗顔にはそれぞれ違った目的があります。朝の洗顔は、夜眠っている間に分泌された皮脂を洗い落とす、そして、夜の洗顔では日中の活動で顔に付いたホコリや汚れを落とすのが目的です。
男性にはまだまだ「洗えばいいや」という意識の方も多いと思います。
洗顔を正しい方法で丁寧におこなえば、きっと肌の調子が変わってきます。
◇洗顔フォーム
お風呂で体を洗って、そのまま同じボディー洗浄料で顔を洗っていませんか?
皮膚の厚さは顔や体の部位によって異なります。まぶたと目もとの皮膚は最も薄いのです。
ボディー専用製品の顔への使用はおすすめできません。 洗顔用の石鹸やフォームを使いましょう。
◇手順
まず手を洗ってください。手の油分で洗顔料が泡立たないことがあります。
顔を洗う時は40度くらいのお湯だと血行も良くなるし、毛穴が開いて、汚れや余分な脂を落としやすくします。
一度軽く顔を湿らせる程度に洗い、洗顔料を肌になじみやすくします。
洗顔料をよく泡立てます。泡が足りないと、泡立てずに洗顔するとムラになりやすく、洗い流すときに落ちにくくなります。またあとで肌が乾燥したり、肌荒れをしやすくなります。手の力を抜いてやさしく泡立ててください。
泡で包み込むようにして、手のひらでやさしくマッサージするように洗いましょう。
泡が残らないように、しっかりとすすぎます。泡が残っていると、乾燥や肌荒れにつながりますので注意。
清潔なタオルを顔に押し当てて、水分を吸い取るように拭きましょう。ゴシゴシすると肌を傷つけることがあるので注意して下さい。
]]>自分にあった洗顔フォーム選びをしてみてください。
また、朝と夜で種類を変えてみるなど工夫をしてみてもよいでしょう。
◇スクラブ入り洗顔フォーム
スクラブ入り洗顔フォームは細かいツブツブが入っているものです。古い角質やしつこい汚れを落とすのに適しています。黒ずみなどの毛穴の汚れが気になる方にお奨めです。
ただ、スクラブは粒の肌に対する摩擦が大きいので、肌を傷つけることがあります。肌の敏感な人はできれば使うのを避けましょう。
◇クレイ(泥)洗顔フォーム
泥は脂分を吸着する力があるので、脂性肌の方にむいています。
パック的な効果もあります。
◇ピーリング
ピーリングとは古い角質を除去する事です。
薬局の洗顔コーナーにピーリングジェルや、ピーリングオイルなどの商品が置いてあるはずです。女性ものでかまいません。
洗顔前に顔を濡らさずに、ピーリング剤を適量(商品の注意書きに従ってください)手に取り、顔に馴染ませます。
洗顔と同じ要領で構いません。アカ擦りのように、ポロポロと古い角質が取れ始めます。
古い角質が取れたところで、洗顔をします。古い角質に守られていた余分な皮脂や汚れを落とす事が出来ます。
やり過ぎに注意しましょう。一週間に1回程度で十分です。
]]>◇朝起きてすぐのシェービング
目覚めた直後は皮膚が体液で膨張している為、多少むくみもあり、ヒゲがきれいに剃りにくい状態にあります。およそ15分程で血行が促進され、皮膚は通常の張りに戻りますので、それからシェービングを行うようにしましょう。
◇ウェットシェービングとドライシェービング
ひげを剃るには、肌をぬらさずに剃る「ドライシェービング」と、肌をぬらして剃る「ウェットシェービング」の2種類の方法があります。
一般的にはドライシェービングには電気カミソリ、ウェットシェービングにはT字カミソリを使用します。
ドライシェービングは、直接肌にカミソリの刃が触れることがないため、カミソリに比べて肌への刺激が少なくなります。しかし、深剃りにはむきません。ひげの濃い人にとっては物足りないようです。
水を使わずに剃ることができるため、場所を選ばずどこでも手軽にひげ剃りができます。ただし、産毛に近い細い毛や長く伸びた毛は、そりにくいため、剃り残しがでることがあります。長いひげはあらかじめ短くカットしてから剃るようにしましょう。
ウエットシェービングは、ひげに水分を含ませて、十分やわらかくしてから、カミソリで剃ることです。
肌に直接刃をあてて、しっかり根もとからひげをそることができるため、深剃りができ、ひげ剃りの効果が持続します。
産毛や長い毛もきれいに剃ることができます。
またカミソリはひげを剃ると同時に、皮膚の表面の油分や古くなった角質を取り除き、肌を滑らかな状態にする働きもします。
肌の表面の角質を傷つけやすいことと、水が使える洗面所や浴室でないとできないことが難点です。
◇髭剃り後の手入れ
ひげ剃り後は肌表面に小さな傷がついています。また、ひげ剃り前と比較して、肌が白く乾燥しています。
これはカミソリ負けの症状のひとつです。ひげを剃ると同時に、カミソリの刃が皮膚表面の角層や皮脂膜まで一緒に削りとってしまうためです。このままだと、肌がカサついたり、ヒリついたりしますし、角質層が傷つけられることで雑菌が繁殖し、トラブルをおこしやすくなります。
殺菌効果があり、カミソリ負けを防ぐ効果のある「アフターシェーブローション」でなどで肌を整え、さらにカサつきがちな人や肌の荒れている人は、肌をなめらかにする乳液や美容液をつけてうるおいを与えましょう。
]]>そこで必要なのが、ヒゲを柔らかくし、肌との摩擦をやわらげるシェービング剤です。体を洗う石鹸ではなく、専用のシェービング剤を使うのがベストです。
◇シェービングフォーム
カミソリと肌の間でシェービングフォームの泡がクッションとなりますので、ソフトな感覚でヒゲを剃ることができます。ヒゲの薄い人・肌荒れの気になる人に向いていると言えるでしょう。
使用量の目安は、ピンポン玉2個分くらいです。
利き手でないほうの手のひらを軽くくぼませて、ちょうど手のひらのくぼみにのるくらいの量です。
一度にたくさんとると、手のひらに広げたときに、泡がたれおちやすくなるため、2回くらいにわけて使うことをおすすめします。
両手の手のひらで広げた後、ひげがはえているところに均一の厚みになるように広げていきます。足りない部分は、もう一度手のひらに出して、同様につけたしていきます。ひげ全体がかくれるくらいの厚さがおおよその目安です。
カミソリ負けや肌あれがひどいときは、使用をひかえましょう。
◇シェービングジェル
ジェルは水分を多く含み、肌にピッタリと密着する為、シェービングフォームに比べてヒゲを柔らかくする力が優れています。深剃りが可能な為、ヒゲの濃い人や剃り残しが気になる人に向いていると言えるでしょう。
◇プレシェーブローション
ドライシェービングで電気カミソリを使う前に使用します。カミソリの刃のすべりをよくするため、スムーズにひげそりができます。
肌が荒れないためにエモリエント成分や保湿成分が配合されています。
タンニンなどの収れん剤で肌を引き締めて、ひげを立たせたり、球状粉末などを配合して電気かみそりのすべりをよくしたりします。
洗顔後に十分ひげの水分をとって乾いた状態にしてから使います。
粉末が入っている場合が多いので、ふたをきちんとしめた状態で、よく振っておきます。
利き手でないほうの手のひらに、3~4滴出し、両手の手のひらに軽く広げたあと、ひげが生えているところになじませ、軽くひげの部分を叩くようにしてつけましょう。
足りない部分は、もう一度手のひらに出して、同様につけたしていきます。全体にむらなく均一につけることがポイントです。
粉末入りのローションは、こぼすと白くなって衣類を汚すことがあります。一度にたくさん出すとこぼれる原因になりますので、気をつけてください。つけすぎると、カミソリがなめらかにすべらなくなる場合もあります。
アルコールが入っているため、カミソリ負けや肌あれがひどいときは、使用をひかえましょう。
目に入らないように注意しましょう。
電気シェーバーには、機能性だけでなく、デザイン的にも、価格もさまざまな種類があります。購入する際は、お店の人と相談して、使いやすいものを選ぶようにしましょう。
◇ドライシェービングのコツ
まず洗顔して余分な皮脂や汚れを洗い流し、乾いたタオルで肌の水分をふき取ります。
手のひらでひげの部分をさわってみて、水分を感じなくなったらひげ剃りを始めます。
電気カミソリを使う前に、プレシェーブローションを使うことをおすすめします。
電気カミソリは、肌に対して垂直に立てて、ひげの生えている方向に向かって、肌の上を滑らせるようにして剃ります。軽く肌にあてて、強く押し付けないこと。優しく肌の上を滑らせるように動かしてください。強く押し付けると肌を傷めます。このとき肌に強く押し当てすぎると、肌を傷つけるので注意してください。
ひげが残りやすい部分は、空いてる手で皮膚を伸ばしながらシェーバーを動かしましょう。あごの下やフェースラインやもみあげの下などが残りやすいところです。皮膚を伸ばすと、ひげが起き上がって深ゾリができるようになります。
指の腹でなでるようにして剃り残しを確認します。特に伸びてしまった細いひげはさわっただけでは分かりにくいので、肌をつまむようにすると、剃り残しを確認することができます。
ニキビがある場合は、ニキビの部分を指で押さえて、直接刃があたらないようにしましょう。
剃り終わったら、プレシェーブローションを水またはぬるま湯でよく洗い流します。
ひげ剃り後は細かい傷が肌表面についていることがあるため、殺菌効果があり、カミソリ負けを防ぐ効果のあるアフターシェーブローションで肌を引き締めます。カサつきがちな人や、荒れた肌の人は、乳液やクリームなどでうるおいを与えましょう。
◇電気シェーバーを使うことのメリット・デメリット
一般的に電気シェーバーには、外刃と内刃があって、外刃には刃が付いていません。外刃の細かい穴から飛び出たひげを、内刃が水平に往復して切ってます。つまり刃と肌の間に金属板が1枚入るため、刃が直接肌に触れない状態になります。
そのため、肌にかける負担が大きくないのが長所です。
しかしその分深剃りはできなくなってしまいます。
また金属同士が高速で擦れて熱を持つため、低温やけどのようになる場合があります。
シェービング後に毛穴が赤くなったりすることもあります。
皮膚が乾いた状態で剃るため、皮膚と金属の摩擦が強くなり、ウェットシェービングほどではないですが、皮膚を傷めることもあります。
電気カミソリを毎日使う場合、最低1週間に1回は、添付されているブラシなどで、こまめに掃除することをおすすめします。掃除をしないままで使い続けると、雑菌が繁殖し肌トラブルの原因になります。
◇カミソリ
一般的にいうT字カミソリを使います。
カミソリには、使い捨てタイプやカートリッジタイプの刃が取り替えられるものがあります。カートリッジタイプのカミソリは、カミソリの刃が1枚刃、2枚刃、最近は3枚刃なども出ています。購入する際は、お店の人相談して、使いやすいものを選ぶようにしましょう。
カミソリの刃は古くなると、肌を傷つける原因になるため、切れ味が落ちてきたと感じたら、こまめに交換しましょう。毎日使う場合最低1週間に1回は新しい刃に取り替えることをおすすめします。
カートリッジタイプのものは、刃を取り替える頻度などもお店の人に相談するとよいでしょう。
◇ウェットシェービングのポイント
まず洗顔して肌の余分な皮脂や汚れを洗い流します。
次に蒸しタオルを使います。
やや熱めのお湯で作った蒸しタオルをひげの部分に当て両の手のひらで1~2分しっかりと押さえひげをやわらかくしておきます。また蒸らすことで毛穴の中に隠れている部分が表に出て深剃りもできるようになります。
蒸しタオルが準備できない場合は、ぬるま湯で洗顔することをおすすめします。
最近のシェービングフォームやシェービングジェルには、蒸らさず剃れる物もよくみかけます。
確かに蒸らさなくても剃ることはできますが、より肌に負担をかけずに深剃りを行いたいのであれば、蒸らすことをおすすめします。
シェービングオイル、クリーム、ジェル等をひげを立てるように肌にすり込んでいきます。自分のひげのクセを確認しながら、しっかりとひげを立ててください。
カミソリはひげの生えている方向に向かって、軽くすべらせるように動かします。頬と鼻下は上から下へ、あごは喉元から上に向かって、がやりやすいようです。もちろん、人によって、ひげの生え方に癖がありますので、ご自分に肌に合わせた剃り方で結構です。
ひげの生えている方向と反対に動かす、いわゆる「逆剃り」は、カミソリ負けや肌あれを起こす原因になるので避けてください。
剃る順番は、ヒゲの中でも比較的やわらかい、頬・もみあげから剃り始めて、
あご ~ 口の下 ~ 鼻の下 の順で剃るのがよいようです。
口の周りのヒゲは特に硬いため、時間をおくことによって、剃りやすくなり、肌への負担も軽減されるからです。
剃り残しやすいあごの下などは、カミソリを持っていない手で肌を引っ張るようにすると、ひげが立ちあがり、剃り残しを防げます。
ニキビがある場合は、ニキビの部分を指で押さえて、避けて剃るようにしましょう。
最後にシェービングオイルなどをきれいに洗い流します。
ひげ剃り後は細かい傷が肌表面についていることがあるため、殺菌効果があり、カミソリ負けを防ぐ効果のあるアフターシェーブローションで肌をひきしめます。カサつきな人や肌の荒れている人は、乳液やクリームなどでうるおいを与えましょう。
使い終わったカミソリは、よく洗い流し、清潔で風通しのよいところに保管しましょう。
]]>◇色々な道具
・ひげトリマー
伸ばしたひげをおしゃれに整えるための道具としてひげトリマーがあります。好みの長さに揃えられますから、非常に便利です。うっかり伸ばしたいひげを剃ってしまう失敗もありません。
まず余分なひげを剃っておいてから、ひげトリマーで伸ばす部分を一定の長さに調整し、癖のある毛などは、くしとはさみで整えます。
3mm程度の均一の長さの髭にはひげトリマーが大変便利です。
・はさみ
トリマーがなければくしとはさみでもおこなえます。
余分なひげをシェービングしてから、くしとはさみを使って切り揃えていきます。
ひげトリマーでは対応しにくい長めのひげや癖のあるひげの場合など、微妙な加減が必要な時は、はさみが良いようです。
・バリカン
ひげの長さがある人は髪用の手動バリカンをつかってもカットは可能です。
まず余計なひげをシェービングします。先にバリカンでカットし調整役としてはさみを使用します。口元のひげや頬まわりのひげははさみを使って鏡を見ながらカットし調整をします。
◇保湿の必要性
人間の肌は、3層構造でできています。
表面の角質層は、主に角質細胞と隙間を埋める細胞間脂質”で構成されていて、お互いに連携して水分を蓄えています。
洗顔やピーリングなどをする事で、古い角質や余分な皮脂などを取り除いた後の肌は、水分を吸収し易くなっているので、化粧水などを使う事で保水しやすくなります。
しかし、脂分が落とされてしまっている為、保水した水分が蒸発し易い状態でもあります。ある程度の脂分は必要なのです。
また肌の蓄えられる水分量は加齢と共に低下します。
ツヤやハリが低下してくるため、人工的な美容液や保湿クリームを使って肌の保湿力を高めるように手伝ってあげることが必要になってきます。
◇アフターシェーブローション
皮膚の消毒と収れんを目的としています。ひげそり後の肌を引きしめ、健やかに整えます。
清涼感やさっぱり感を持たせるためにアルコールが使われています。
弱酸性で収れん効果(肌を引き締める作用)があり、止血剤、殺菌剤が配合してあって切り傷の化膿を防ぎます。
また肌荒れを防ぐ作用があります。
使い方は、アフターシェーブローションを利き手でないほうの手のひらに、3~4滴出します。
両手の手のひらに軽く広げた後、ほおからあごや首にかけて、軽くたたくようにつけていきます。
目に入らないように注意しましょう。
アルコールが入っているため、カミソリ負けや肌あれがひどいときは、使用をひかえましょう。
◇乳液
肌に適度なうるおいを与え、なめらかに整えます。
ひげそり後、アフターシェーブローションだけでは肌がかさつきやすいときにおすすめです。
洗顔や入浴の後に、10円硬貨大(約1ml)を手にとって顔にのばします。両手の手のひらに軽く広げた後、ほおからあご、首にかけて、ていねいになじませましょう。
乳液は商品によって、化粧水のようなものからしっとりとしたものまであります。手のひらに出すときに、化粧水のようにサラッとしているものは、こぼれやすいので、気をつけてください。少しずつ出して、肌につけていくことがポイントです。
◇アフターシェーブクリーム
髭剃り後に使用するクリームで、肌荒れ防止を目的としています。肌にしっとりしたうるおいを与え、肌あれを防ぎます。
ひげそり後、アフターシェーブローションだけでは肌がカサついたり、肌あれしたりする時におすすめです。
油分の少ないバニシングタイプで、べとつかないように作られています。清涼感を持たせるためにカンフルやℓ‐メントールを配合した製品が多いです。また、皮膚の消毒のために殺菌消毒作用のある薬剤を配合しています。
日常の手入れ用として、洗顔や入浴の後に、パール粒1個分(約0.4グラム)を手にとって顔にのばします。両手の手のひらに広げてから、乾燥しやすいところからつけます。ごくうすく伸ばして、十分になじませましょう。
◇美容液
肌にみずみずしいうるおいを与え、肌あれを防ぎます。
ひげそり後や洗顔後に、パール粒1個分(約0.4グラム)を手にとり、特に乾燥の気になる部分を中心に全体になじませます。
◇仕組み
ニキビは、皮脂の過剰分泌を背景にした活性酸素病です。
皮脂が多く分泌されて毛穴が詰まると、リパーゼという酵素が分泌されて皮脂を遊離脂肪酸に分解します。
遊離脂肪酸は皮膚に存在しているリンパ球を活性化して活性酸素を出します。
これに紫外線やアクネ菌が影響を与えて、炎症や化膿を起こすというのがニキビのできる仕組みです。
いずれにしても、基本的な肌のお手入れが不十分なためにできてしまうもの。
できるだけ体に負担のない規則的な生活とバランスのとれた食事を心がけ、正しいスキンケアを行っていれば
多少皮脂の分泌が過剰になってもニキビはできにくくなってきます。
10代のニキビが額など皮脂分泌の盛んなところにできることが多いのに比べ、
20代後半にできるニキビはあごや生え際に多いのが特徴です。
大人になってからのニキビは治り難くなると言われます、実際には治っても 次々に違う種類のニキビが出来ているのです。
ニキビをなくすには、ニキビを新しく増やさないことです。
◇テカリとツヤ
肌の表面に浮いた脂が光るのがテカリ。さわるとべたべたします。
正しいケアを続けて、毛穴が小さくなり、決めの整った状態がツヤ。さわるとさらさら感があります。
◇ニキビの種類
白にきび
ふさがってしまった毛穴の中に皮脂が溜まり、皮膚を押し上げて、白くぽつんと見えるにきびです。
黒にきび
白にきびの先端が空気に触れて酸化し黒く見えるものです。
赤にきび
詰まった毛穴の中で菌による炎症が起こっている状態です。
黄にきび
詰まった毛穴が炎症を起こし、ブドウ球菌などが増殖して化膿したものです。
炎症、化膿と進む事で毛穴周囲の組織が破壊され、噴火口のようにくぼみが残ってしまったり、肌に凹凸が出来てしまいます。
炎症がひどいと、治った後で凹凸になることがあり、回復は難しくなります。だからこそ、悪化させないことが大切なのです。
炎症や化膿がひどくなったら、皮膚科で見てもらったほうがいいでしょう。
ニキビ跡の色素沈着は自然に薄くなります。
◇ニキビを防ぐ方法
とにかく丁寧な洗顔で肌を清潔に保つことです。蒸しタオルパックなどで毛穴をひらかせ、泡洗顔をするのがよいでしょう。
洗顔だけでは余分な脂が取れない脂性肌の人は、一週間に一回、ピーリングを試してみましょう。
秋冬など乾燥しやすい季節は、ピーリングおよび洗顔の後には、保湿クリームなどを使う事をお勧めします。
ニキビのできにくい体質になるには、新陳代謝をよくすることです。
血行が良ければ代謝が上がり、肌の調子もよくなります。皮脂の分泌が正常に行われ、ニキビの原因となる過剰な分泌を防ぐ事ができます。
◇ニキビを作らない化粧水選び
ニキビに悩んでいる人はオイリースキン(脂性肌)の人が多いと思われます。オイリースキンの肌には保湿はあまり必要ないと思われがちですが、オイルコントロールと保水はまったく別のケアです。
洗顔でしっかり脂分を落としたら、化粧水で水分補給をしましょう。しっかり保湿して角質をやわらかくします。
テカリ(脂分)をおさえることばかりに気を取られていると、ドライオイリーな状態になりかねません。ドライオイリーとは言葉通り、角質層内部は水分不足なのに表面は脂でテカテカしている状態のことです。
化粧水は油分を含まないオイルフリータイプがお薦めです。
収れん化粧水は、肌を引き締めて、毛穴を縮める成分が配合された化粧水のことです。皮脂の分泌を調節するのに適しています。
成分を具体的に挙げると、エタノール、クエン酸、酸化亜鉛、オドリコソウエキス、セイヨウキズタエキスなど様々です。
中でもクエン酸と酸化亜鉛がよく使われているようです。
また、ニキビ対策として硫黄の含まれた化粧水もあります。
ただし、殺菌効果がきつすぎるものもあるようですから、肌に合わないと思ったら使うのをやめてください。
油分のある乳液やクリームはつけないようにします。
]]>しかし、食生活については、生活自体を変えなくてはいけなくなります。
会社の人との付き合いや自分の食べたい物を我慢するというかえってストレスの溜まる行為になってしまいかねません。
ストレスが溜まってしまっては肌にも影響が出ます。
ストレスはホルモンバランスに影響を与えてます。仕事や人間関係でストレスが溜まっている人は要注意。
体がストレスを感じると糖質コルチコイドが分泌され、脳のエネルギー源であるブドウ糖の生成を促します。この過程において、異常をきたすと体がストレスに耐え切れなくなり、イライラ状態や軽いうつ状態、不眠さらには深刻な病状を引き起こしてしまうのです。
・眠りが浅くなる→眠りが浅いと、肌の状態を整える成長ホルモンが分泌されにくくなります。
・集中できない
・肩が異常に凝る→血液循環が悪くなっています。
血液の循環が悪いと、肌に十分な栄養、酸素などが行き届かなくなり、さらに不純物が溜まる事で吹き出物などが出やすくなります。
もちろん肌の張りがなくなったり、くすみがちになったりします。
これを改善する方法としては血液環境を整えること。
仕事から帰ったらまずお風呂に入りましょう。
睡眠3時間前くらいに入り始めるのが理想です。そのくらいで体温が下がり始め、眠りに入りやすくなります。
その時間帯に第1回目の徐派睡眠を得ることで、成長ホルモンが分泌されやすくなり、新しい肌を作ることに役立ちます。
さらに、血行がよくなることで、むくみやクマを防ぎます。
◇においの原因
汗
わきにかく汗自体にはにおいはありませんが、肌の雑菌と反応し、においの原因になります。
皮脂
体臭がある場合は、分泌された汗のにおいというよりも皮脂が参加してにおっていると考えられます。
加齢臭
中高年特有の体臭のことです。不飽和アルデヒドのノネナールが原因とされています。
ノネナールは、青臭さと脂臭さを併せ持ち、男女ともに性差なく40歳代以降に増加が認められます。
◇汗の種類
汗は分泌される汗腺の違いから2つの種類に分けられます。
エクリン腺
全身にあります。特に手のひらと足の裏に多くあります。
暑い時や緊張したときに汗を分泌します。
アポクリン腺
耳、わき、ヘソなど特定の部位にあります。
厚さなど関係なく、常に少しずつ分泌されています。
◇清潔にする
汗を雑菌と反応させない、皮脂を酸化させないように、体の清潔を保ちましょう。
わきの処理
わきの下が蒸れやすいと、雑菌が繁殖しやすくなります。
ムダ毛をきちんと処理して蒸れにくくしましょう。
こまめに汗を拭く
目に見えるように汗をかいていなくても、脇は常に少量の汗をかいています。
薬用石鹸を使う
入浴時、わきを洗う際に殺菌効果薬用石鹸を使い、確実に滅菌するようにします。
◇ボディローションを使う
乾燥肌に見られる、粉を拭いたようなかさかさは、雑菌の格好のえさになります。
ボディローションなどで水分、油分を補って保湿までしっかり行いましょう。
吸湿性のいい下着をつける
汗を吸わない下着を着けると蒸れて、雑菌と汗が反応しやすくなります。
汗を多少かいてもすぐ吸収する下着やパッドを身に着けるようにしましょう。
◇加齢臭の対策
ノネナールの抑制には、ノネナールの基質である脂肪酸、9-ヘキサデセン酸の分解を抑える、抗酸化剤と抗菌剤が有効です。
加齢臭自体は機能性香料で抑えることができます。